入院中辛かったこと

入院中は身体だけではなく、心も弱っている。

私が入院したことを親戚に伝えたら、叔母に昔手術して退院した後に、階段でコケて泣いてしまった話を聞いた。体が弱ってる時は気をつけてねと言われた。

入院している今はすごくその気持ちがわかる。私も多分今一人で階段を登っているときにコケてしまったら、きっと泣いてしまうだろう。

体が弱っている分、普段気にもしたことがないことができなくなる。最初の頃は、自力でベットから起き上がれなかったり、自分でトイレに行くことができなかったりする。でも、その時は入院中で、ナースコールを押せば、ナースが来て手伝ってくれるから、そんなに問題はない。

問題は退院した後だ。一人でやらなければいけないことが、一気に増えてくる。そして、できないことに気づく。例えば、いつもなんとなく渡っている信号を、青になった瞬間に渡り始めたのに、渡り終わる前に赤になってしまったり。エレベーターを押したら隣のエレベーターが開いて、そこに向かって歩いて行っている間に、扉がしまってしまったり。朝散歩をしようと思って靴をはいたが、靴紐を結ぶことができなかったり。自分ではすごく頑張っているのに、本当に簡単なことができない。

そういうときには、虚しさだったり、自分への怒りだったり、どうしようもない絶望感が一気に襲ってくる。頭ではわかってる。自分はまだ完全に回復していない病人だから、それは仕方がないって。それでもやっぱり悲しみは、急に洪水のように襲ってくる。

一人でも隣に誰かがいたら違うだろう。自分の失敗を一緒に笑ったり、会話をしたりして気分を紛らわすことができるから。でも一人の場合は、その気持ちをどうにかすることができない。

気づかないうちに、目には涙が溜まってる。その涙が流れ出さないように、人に気づかれないように、ぎゅっと拳を握りしめることしかできないのだ…

Published by Mufasa.

日本と台湾のハーフ。日本語、中国語、英語でブログをゆるーく書いてます。

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