体験入学で私が戸惑ったこと7選

私は小学生の頃、中国の現地の学校に通っていましたが、毎年夏休みと冬休みの期間だけ日本の小学校に体験入学に通いました。

体験入学の経験についてはこちらのブログで書いています。

今回は、体験入学で私が戸惑ったことをご紹介したいと思います。

散々だった漢字のテスト

中国の学校に通っていた子供にとって、日本の漢字のテストは楽勝なんじゃないかって思いますよね?

実は、中国の漢字と日本の漢字は結構違うんです。

例えば、骨という文字。日本語と中国語では漢字が違います。

違いはお分かりでしょうか。

這10個日文漢字,90%學日語的人都會寫錯! - 每日頭條
右が中国語、左が日本語の「骨」

骨の中の3画目が左右逆なんです。

他にも、

春のはらうところが若干違います
中国では黒という漢字の中は点を書きます
中国では角という字は下まで伸びます。
日本語は目と書きます
点と棒の違い
作文で「今日」って書いただけでバツをつけられました…

」と「

日本語では右上がムで簡体字では上が口です。

中国大陸では、簡体字という漢字が使われています。台湾や香港などでは、繁体字が使われています。どちらも、日本で使われている漢字と少し違います。

日本と中国の漢字の違い、書き順の違い、送り仮名や読み方など、意外と漢字のテストには苦戦しました。

上の写真でもお分かりのように、常用漢字でも本当に少しの違いがあったりします。なので作文を書くと、漢字を直されてばかりでした。

中国ではどれも合ってるのに…! と心の中では思っていましたが、それを言ってもなんだか負け犬の遠吠えな気がしていちいち言いませんでした。

ただ、漢字自体には馴染みはあったので、日本語で読み方がわからない漢字があっても、意味はだいたい理解できました。なので、他の教科ではあまり困りませんでした。

チェックの意味が違う

日本では、正解した時に丸、間違えた時にチェックをつけますが、中国では、正しい時にチェック、間違えているところを先生が指摘したい時に丸で囲まれることが多かったです。

写真はイメージです
画像引用: http://umesakura.jp/20070412231308.html

ですので、間違えだらけのテストが帰ってきても、あまりショックを受けませんでした(笑)。これが逆にポジティブでいられた理由かなと今は思います。

九九を半分しか覚えない

日本では、9×9を覚えますが、中国では小さい数字x大きい数字だけを覚えます。

なので、半分の九九しか覚えません。どういうことかというと、9×3の場合、も3×9 の場合も両方 3×9 なので、3×9だけを覚えます。

日本で8x3は24って聞いた時にはちょっとビックリしました。

書道ができない

小学校の書道
画像引用: http://umesakura.jp/20070412231308.html

私の通っていた中国の学校には書道の授業がなかったので、日本の学校でするのが初めてでした。

みんな学年が上がるごとに上手くなっていっていましたが、高学年になると、レベルの差がすごく開いていきました。

6年生の時の習字のクラスで書いた字は本当に私がダントツ下手くそでちょっと恥ずかしかったです。

冬なのに半袖短パン?!

写真はイメージです

日本の学校では、冬でも体育の授業では半袖短パンが必要でした。

授業から、外に行くまでの間は、パーカーなど着ても大丈夫でしたが、運動をする時には脱ぐことを求められました。

これには本当にびっくりして、最初の時はあまり慣れなかったです。

みんな字が綺麗、絵が上手

日本で毎回ビックリしていたことは、みんなの字の綺麗さと、絵の上手さです。

ここは、さすが漫画とアニメ大国といっていいと思います。

ランドセルを自分で背負う

中国では、授業の教科書が分厚いこともあって、小学1年生から重いカバンを持つことになります。

日本とは違って、登校と下校は親のお迎えが必要です。

登校時間は少し時間にばらつきがありますが、下校時間になると、大勢の親が自分の子供を迎えに学校の門の前で群がっています。毎日が空港の到着ロビーのようです。

親が子供を迎える様子

重い物を子供に持たせると、身長が伸びなくことの恐れと、持たせるのが可哀想という考え方の元、子供の荷物は親が迎えにきている場合は、親が待つことがほとんどでした。

一度、母が私に背負わせたまま帰ろうとすると、「何あんた子供に重いカバンを持たせて!ダメでしょ!」と叱られてしまったことがあるそうです。

親が子供のカバンを持っている様子

なので、親にカバンを持ってもらうことに慣れていた私は、体験入学の初めて一人で登校する最初の日やってしまいました。

母に「いってらっしゃい」と言われると、「はい」といって母にカバンを渡してしまいました(笑)

最後に

いかがでしたでしょうか。共感を得られましたでしょうか。

日本と中国では、言語も文化も全然違うため、戸惑うことが少なからずありました。

最初に書いた漢字については、常用漢字でも違いがすごく多かったため、真っ赤な作文用紙が返ってくるたびに、凹んでいました。

それも、今考えると良い経験です。

一部の写真はこちらのサイトから引用しました:

https://kknews.cc/culture/mpvq559.html

Published by Mufasa.

日本と台湾のハーフ。日本語、中国語、英語でブログをゆるーく書いてます。

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