スイスでの急な家探し

投稿者:

わたしはスイスのホストファミリーの家に半年間住んだことがある。

もともと、私はスイス留学中にホストファミリーの家に住むことなんて全く考えていなかった。学校には寮があったし、出たくなったら友達と一緒にアパートに住むことになると思っていた。

なのに、なぜスイス人の家に住むことになったのか?

それは、学校の寮が足りなくなったからだった。

スイスの家

急に始まった家探し

当時学校は寮の改装工事をしていて、9月の入学時にはみんな入居できるようになる…はずだった。しかし、工事が遅れ、学校が始まるときに寮が足りないという事態がおきた。

学校が始まる三週間前、わたしのもとには学校からこんな感じのメールが届いた。

「工事が終わらなかったから、今学期の寮が足りないよー。みんなごめんね、自分でどこかで家を探してきてね(テヘペロ)」

もう少しだけ丁寧だったけど本当にこんな感じだった。

その時、私はフランスのリヨンで語学学校に通っていた。そんな中での突然の家探しを学校からアナウンスされた。

学校の寮を申し込んでいて、学校の近くの家情報なんて全く探したことのない私にとって家を探すことは大事件だった。

すぐさま家探しに取りかかった。

アパートを貸し出しにしているところに片っ端からメールを送ったが、返事が遅いし、来ても「もうその家は貸し出している」というメールばかりだった。(じゃあホームページも更新してくれよ!)

学校の生徒が一斉に家探しを始めたことで、家がいつもより借りにくくなっていた。

だが、わたしが夏休みにフランスのリヨンにいたことは不幸中の幸いだった。リヨンからだったら、週末にスイスの家を見学にいける。

「ラッキー」と思いながら、家のレンタルをしているサイトにメールを送りまくった。

最初にぶつかった壁

そして、土日の二日間を使って、学校のある街に行って6つ家の見学の予約を入れた。

そこで私は次の壁にぶつかった。

大家さんがあまり私に家を貸したがらないのだ。

私は半年から一年住める家を探していた。そんなに短期間の賃貸をしてくれる人なんていない。ある大家さんには、「できれば5ー10年くらい住んでくれるファミリーに住んで欲しい」と言われた。そりゃそうだ、私でもそうする。

友人には、airbnb の家を長期で借りる人たちも出て来た。長期で借りると、いつもの料金よりちょっと安く借りることができるらしい。しかも、大家との交渉によっては、もっと安くなることもあるそう。それでも、airbnbはやはり高いし、良さげなところはほぼ全部借りられているから、できれば、どこか人の家でも良いから住みたいと思い始めた。

そこで、私はフェイスブックを使った家探しを始めた。

フェイスブックにはたくさんの家に関する情報が出ていた。短期で家や部屋を借り出そうとしてる人や、私みたいな住む場所を探している人もいた。

Facebookでは貸し出し人と直接チャット形式で会話ができたため、エージェントを通すより、やりとりがもっと簡単で早かった。

最初は、他の人が載せているものにコメントしたりしていたが、同じグループの人たちと熾烈な取り合いに勝てなかったため、自分でもそのグループにメッセージを出した。

内容は「半年住める場所を探している大学生です。いい部屋があったらご連絡ください」というものだ。

連絡をくれたスイス人のお母さん

すると、数日後にあるスイス人の女性がコメントをくれた。家に空いている部屋があるから泊まらないかと聞かれた。

フェイスブックのプロフィールを見ると、最近日本旅行にしたばかりの女性だった。日本で良い経験ができたから、私に声をかけてくれたっぽい。

その日に、携帯番号を交換して、ビデオ通話をして、家の様子と家族全員を見せてもらった。

本当に楽しそうで優しそうなお母さんだった。英語も上手で、二人の子供(大学生)も結構英語が話せた。

ビデオ通話を50分ぐらいした。

いろんな家を見たりしたが、そこが一番良さそうだった。

良かった点:

  • ホストマザーが英語が話せる
  • 家族の仲が良さそうだった
  • 場所がよかった(駅から2分、スーパーから2分、でも学校からは少し遠い)
  • 自分のトイレとシャワーがあった
  • 家から湖が見えた
  • 家ではフランス語を話していた(わたしのフランス語が少し伸びたら良いなという期待)
  • 何人もの生徒を泊めたことがある
レマン湖

中でも、一番良いと思った点ははこれまでに何人もの学生に部屋を貸していた。ということだった。何人もの学生を家に泊めたことがあるということは、たくさんのことを経験したことがあり、何かあったら手伝ってもらえると思った。

しかも、一番長く住んでいた高校生は二年住んでいたらしい。普通、ホストファミリーは合わなかったりしたら変えてもらったりする。二年も住んでいたということは、いい家だということなんだろう。

そのあともう一度週末を使って、家を見学しに行った。15年も住んでいる家にしては、綺麗だったと思う。ダイニングルームからは、綺麗なレマン湖が見えて、小さなテラスがあり、猫二匹と一緒に住んでいる家だった。

会うと、すごく優しくグリーティングしてくれ、家の隅々まで案内をしてくれた。

「半年間、ここに住もう」とわたしは思った。

すぐにその旨をホストマザーに伝えて、私はそこに住むことになった。

その後にも先にも何軒か見たが、ここ以上に良いと思うところは見つからなかった。

スイスではアジアみたいに沢山のマンションを立てることはあまり多くなく、どちらかというと昔からある建物を大切にする習慣があるため、家の数が少ない。

だから今回みたいに学校の寮が完成してなくて、生徒が一斉に家を探し出すとなかなか良い物件を探すのが難しかった。

優しい人の家に泊めてもらえることになったのはすごくラッキーだったと思う。住んでいる半年間の間、ちょっとした想像外のことが起こったりしたが(入院など)、すごく良くしてもらった。

住んだ感想についてはまた今度書こう。

シェアする:

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください